Friday, June 22, 2007

診療時間のご案内

皆様はUeno SIMの一角にこんな異様な空間が生まれていることをご存じでしょうか?ギョッとしながらもつい覗いてみたくなった方、ようこそUeno Shinrei Hospitalへ。
誰もいない時間にこっそりお邪魔しようとしたら、ばっちり院長(婦長…?)のMoekaさんに見つかってしまいました。廃院された場所にどうして看護婦さんがいらっしゃるのでしょう…?

気分を出そうとさっそく咬まれた跡をつけておいたのですが、こちらはスプラッタ表現やクリーチャーなどは使わず、あくまでリアルにありそうな廃病院として制作なさっているそうです。すでにSecond Life内に存在するホラーハウスでは環境音としてメディア再生を使用していましたが、こちらではSecond Lifeでやけに大きく聞こえる風の音、そのままで十分というお考えのようです。こけおどしは無しで、「なにかいる…」という雰囲気を出していくみたいですね。
MagSLにて連載を持っているということで、特別にオープン前に中を案内してもらいました。トラックをクリックするともらえるマグライトを手に、真っ暗闇の病院内をすすんでいきます。画像では真っ暗で何もみえませんが、それで正解で、奥が見渡せるようでは雰囲気が味わえないようです。5m先がライトの明かりでぼんやりと見える感じでちょうど良い設定ということです。時間帯をMidnight設定、Windlight環境ではA-3AMに合わせ、ヘッドホン使用、Mouselook視点、そして同時に入るのは多くても三人というのが推奨環境です(その場合も先頭を行く人一人だけがマグライトを持つように)。こんな怖くてたまらない場所は一人で深夜に入るのをおすすめします。スペースバーを押しながらすり足で歩いたり、部屋の灯りを消すのも臨場感が増してしまいますから、そんなおそろしいことは是非行うようにしてください。
中は巧みに好奇心を誘って奥に進みたくなるように作られており、怖い物見たさでゆっくりと歩を進めるような間取りになっています。一寸先も見通せない闇の中、マグライトの頼りない光を頼りに歩くのはさながら異空間です。つい先ほどまで市街地にいたはずなのに…?

Second Lifeでサウンドのローディングに時間がかかることが、却っていい効果をかもし出していて、忘れたころに後ろの方でカシャン、と何かを踏みつける音がしたり、扉が閉まる音がしたりするので、誰か後ろをつけてきているのではないかと後ろを振り返りたくなる衝動に駆られます。実際に何がいるかは6月30日のオープンを待って、確かめてください。現在はご覧のように各要所にセキュリティ設定が為されていますので、無理に入っても追い出されるようになっています。現在も遅くまで制作をなさっていますので、邪魔をしないよう、楽しみにしておいてください。私も凡そ30%ほど探検したあとで、オープン時の楽しみが減るのはイヤだからと今回は途中でリタイアいたしました(マグライトをクリックすることでワールドマップが開き、入り口へTeleportできるようになっています)。

こういったアトラクションで有名なものにThe Devil's Labyrinthがありますが、国内ではこういった試みは見かけませんし、Second Life内という大きなワクの中でも貴重な存在です。それに、The Devil's Labyrinthのように、カップルで入ってキャー!というよりは、子供のころ忘れ物をして、夜の学校を一人歩くはめになったような、足もとからぞくぞくする怖さを味わえる場所です。

最新情報は上野心霊病棟 -Second Life-で読むことが出来ます。オープンまでは、InWorldではこわいけれど、記事はお茶目なMoekaさんのblogを拝見することにいたしましょう。

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